202207/21
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補助金を検討する際に読んでおくと役に立つ(かもしれない)記事 #フリフリ036

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2022.07.21

補助金を検討する際に読んでおくと役に立つ(かもしれない)記事 #フリフリ036

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補助金を検討する際に読んでおくと役に立つ(かもしれない)記事 #フリフリ036

※「フリーランスのフリートーク」とは、スタッフが独断と偏見と気分で綴るコラムです

フリーランスチームの代表のような事をさせていただいている鈴木です<(_ _)>

今回は、最近特に当社でも関わることが多くなった
「補助金」
というテーマで、敏腕マネージャーのタカヤナギさんと一緒にブログを書いてみました。
(似たような制度で「助成金」というのもあるんですけど、それとの違いに関してはまた別の機会に)

補助金についてホンキ出して考えてみた

補助金を取り巻く背景や情報に関してはタカヤナギ先生にお任せするとして、私の方では我々業務支援家(と勝手に名乗っています)から見た、補助金の立ち位置や向き合い方について考えてみようかと思います。

業務支援家としてこんなことをぶっちゃける人はそんないないでしょうが、我々業務支援家にとって「補助金」とは「おいしい」仕組みです(え)

なぜなら、お客様にサービスを安く買ってもらえるので受注率が上がるし、それにより自分たちは補助金の提案をしない時より収益が上がる可能性が出るからです。
しかも国や自治体のお金なので、自分たちに金銭的リスクはありません。
「なんか気分悪いな!そんな話、私に何の関係があるの?」
と思う方もいるかもしれません。
大丈夫です。関係あります(きっと)。

つまり、補助金の話をみなさまに持ちかける方というのは、「裏」がある、ということです。我々も同じです(おい)。
じゃあ補助金の話を持ってくるやつは悪いやつなのか!というと、そういうわけではありません(と信じたい)。

種類にもよりますが、みなさまのビジネススキルが高いからと言って、すなわち補助金が取れるわけではありません。
申請にあたっては、ビジネスモデルを論理的にまとめる力や、単純に手間暇をかける必要があり、必ずしも優れたビジネススキルを持つ会社が補助金獲得に必要な機能を備えているわけではないからです。

優れたビジネスモデルを、公的資金の注入によって実現可能性を高め、企業が存続発展し、ひいては税金として、あるいは雇用の維持や創出、報酬アップに繋がるということは、日本国にとっても有益なことだと思います。

なので、裏があろうとなかろうと、補助金の意味を正確にとらえ、自ら主体的にそういった支援家の力を利用するのであれば問題ないと思います。

その事業、補助金、ありやなしや

よく私がお客様にお尋ねするのは、
「補助金が出なくても、その事業をやるつもりがありますか?」
ということです。

補助金が出なくてもやるつもりならば、補助金を申請する事にはほぼメリットしかありません。単純に出ない時に比べてコストを削減できるからです。

問題は、
「補助金が出るならやろうかな(買おうかな)」
というときです。

上記のセリフはニアリーイコール(大体同じ、という意味)で
「やってもやらなくてもいい」
ということにもなります。

タカヤナギ先生も言っている通り、補助金を受給する、ということは、必ず少なくない手出しが発生しています。
例えば1000万円分の買い物をする時、補助率が1/2なら500万円の経費が発生しています。

やってもやらなくてもいい事に、本当に500万円かける必要がありますか?

「そう思うならやるな!」ということではなく、例えば、
「もし補助金が出ないのであれば、規模縮小してやってみよう」
「もし補助金が出ないのであれば、別の資金繰り方法を考えてみよう」

というのであれば、「やる」ということが前提にあるので大いに意味があると思います。

洋服のバーゲンセールみたいなものですよね。
50%OFFで買ったそのお洋服、ちゃんと袖を通してますか?
もし袖を通していなかったとしたら、一体そのお金は何のためのものだったのでしょうか?
鑑賞用?それもいいかもしれませんね(笑)

補助金を活用したいと思ったとき、あるいは業者さんに補助金の提案をされたとき、物が安く買えるから、お金がもらえるから、という基準で考える前に、本当にそれが必要なのかどうか、改めて考えてみてほしいと思います。我々も含め業者さんにおいしく食べられないようご注意いただきながら(!?)、うまく活用することでさらなる飛躍を遂げられる事を切に願います。

と、いうことで、前座は以上になります(笑)
本編、タカヤナギさんどうぞ!

鈴木さん、ありがとうございました!先生って(笑)
改めまして、マネージャーのタカヤナギです!
とてもお久しぶりの投稿になってしまいました…(´;ω;`)

補助金なにそれ美味しいの?

コロナ禍になり約2年半、持続化給付金やコロナ融資、雇用調整助成金など国が様々な特別措置を講じて我々中小企業を支えてくれています。
その中の一つとして、国や地方公共団体の政策目的に沿った事業を行う者に対して、資金面を補助するために給付される補助金があり、今申請している中小企業がどんどん増えています。

弊社でも、実際に補助金の申請代行のお仕事を頂くことが多くなってきました。
そんな中で私も、当社経営管理支援チーム「帥鏡」の専門家のみなさんのサポートとして、お客様との間での資料のやり取りや各種事務処理、申請作業の代行などで微力を尽くしている次第です。

しかし、お手伝いさせていただく中で、もしかしたら、あまり目的や内容を理解せずに申請されている方も世の中にはいるのではないか、と、ふと懸念を覚えました。。

そこで今回は、私の経験も踏まえ、補助金の仕組みについてわかりやすく解説してみたいと思います。
これを読めば、「自分の目的に合った補助金は何か」「補助金の注意点」がご理解いただけるのではと思います。

1.補助金とは何か

補助金は、国や自治体のさまざまな政策目標を達成するために、企業や個人事業主の取り組みをサポートするための制度です。

経済産業省や地方自治体が管轄しているので、「国内(地域)産業の強化・発展の促進」のために使うお金の一部を補助してくれます。

融資とは異なり、原則として返済は不要ですが、誰でももらえるものではありません。補助金の目的や趣旨、条件にあっているかどうかを申請書類(事業計画書等)に基づいて審査して、採択された(選ばれた)事業者に対して、補助金が交付(給付)されます。

補助金によって、補助率(自己資金と補助金の割合)、上限額(補助金の上限額)が決まっているため、必ずしも事業にかかるすべて経費がもらえるわけではありません。

2.自分にあった補助金の選び方

最近の傾向ですと、よく利用される代表的な補助金は下記の4つです

①IT導入補助金:
自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、
業務効率化・売上アップを支援するための補助金

②小規模事業者持続化補助金:
小規規模事業者の販路開拓や生産性向上の取り組みを支援するための補助金

③ものづくり補助金:
ものづくりやサービスの新事業を創出するために、革新的な設備投資やサービスの開発、 試作品の開発などをサポートする補助金

④事業再構築補助金:
ポストコロナ・ウィズコロナの時代の経済社会の変化に対応するため、
中小企業等の思い切った「事業再構築」の挑戦を支援するための補助金

補助金の採択にあたっては、決められた審査項目に従って、申請された事業が補助金の目的や趣旨にあっているかが、審査されます。そのため、自社で計画している事業の条件にあった補助金に申請しなくてはなりません。

そこで、自社に合った補助金を探せる「ミラサポplus」というツールがあります。
▶ミラサポplus「制度ナビ」

ミラサポplusの「制度を探す(制度ナビ)」では、1,000以上の補助金が登録されています。そのなかから、「検索ワード(フリーワード)」「事業ステージ」「お困りごと」「地域(都道府県)」「業種」などで条件を絞り込み、自分の事業にあった補助金を見つけることができます。


また、会員登録(無料)をすると「興味のある項目」にあわせて、補助金の最新情報等をメールで配信してくれる機能もあります。ミラサポplus「会員情報変更」で「メール配信」にチェックを入れておくと、便利です。

3.補助金の注意点

補助金の注意点は大きく分けて下記の3つです。
ただ「お金がもらえる」というものではないので、計画的に利用しましょう。

①原則として、補助金は後払い(精算払い)
補助金採択後は、一度事業者がすべての経費を立て替える必要があります。事業の実施後に、必要書類を提出して検査を受けた後に、受け取ることができます。交付決定の前に発注してしまうと、補助金の対象にならない場合があるので、募集要項で確認してください。

②支出する時期に注意する
補助金では事業期間を定めるのが一般的です。この事業期間に支出した経費以外は経費として認められず、補助を受けられないこともあります。
支出のタイミングと募集時期、補助金の公募、審査、採択、交付決定までのスケジュールが合うかどうかも、確認する必要があります。

③補助金採択後にも定期的な事業の見直しを
採択後は、定期的な事業効果の報告が必要になる場合があります。
補助金は採択されることがゴールではなく、補助されたお金を使って、どれだけの利益を出すことができるのかを意識し、定期的に事業の見直しを行うことが大切です。

いかがでしたでしょうか?
少しでもみなさまのご参考になれば幸いです。

これからも、小さな会社を支えるフリーランスチーム、を支えるマネージャーとして頑張ってまいりますので、鈴木共々どうぞよろしくお願いいたします!

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